人事の役割

管理部門とは

管理部門とは、間接的に企業の内部を支える内部的な部署全体のことをさしています。
管理部門と総称される仕事を細かくみていくと、「総務」「経理」「人事」などがありますがその中でも特に経営資源として重要な「人」の部分を扱うのが「人事管理」部門となります。
人事管理の仕事を簡単にまとめれば、その企業内で働く人に関する様々な事柄について企業の成長発展に役立つように管理することとなります。
具体的に言えば、従業員の健康や安全を守ったり、人事に関する問題の処理にあたるなど、健全な業務運用の障害となるような事項を取り除いたり予防したりする役割をする仕事のことです。

人材をどう活かすかで会社の発展が変化

会社経営に必要な要素は「人」「モノ」「金」ですが、モノや金は言ってみれば他にいくらでも変わりがきく資源です。
もちろんなくてはならないものという意味では大切なことには変わりはありませんが極端な話、買い直したり借り入れたりするといった簡単な方法で管理が可能です。
その点、人についての管理の場合、そこに集まる人間それぞれに個性や気持ちがあるので、誰にでも簡単にできる仕事ではありません。
経営の神様と呼ばれた松下幸之助が、「松下電器は電気器具をつくる会社である。しかし併せて人をつくる会社である」という言葉を残したように、そこで働く人をどのように活かすかによってその会社の発展は大きく変化してきます。(リンク→松下幸之助歴史館

管理部門として人事にたずさわる場合、企業にとって適切な人材をきちんと確保することとともに、適切に配置することを考えなくてはいけません。
また、それぞれの人材に教育や処遇の改善を行なってゆくことでより会社経営が改善できるような人材管理を経営者とともに考えてゆく必要があります。
優れた人事管理とは、優れた人材を採用し、また適所に配置し、その後に教育をして能力を伸ばすことができるようにするというものです。

理解すること・求められること

全ての管理部門に言えることとして、まずは自分の役割を把握するとともにその企業の経営者の方針や戦略を事前にきちんと理解する必要があります。
その上で、もっとも良いと思える人事管理の方法などを適切に提案していくという自主性が求められる部署でもあります。
企業運営の中核を担う部分を支える人事管理は、管理部門としてまとめられる仕事の中でも特にやりがいのある仕事ということができます。
将来的に経営に関係した仕事をしたい人にとっても、大きなキャリアとなる重要な仕事でもあるのです。