内定辞退を防ぐために

内定辞退者について

新卒・転職にかかわらず、優秀な人材になるほど複数の企業での就職活動をしているものなので、
せっかく選び抜いて決定した人材であっても入社突然に内定辞退をされてしまうということもあります。
都市伝説的に、有名大学の入社希望者が内定辞退をしたところ、
辞退をした企業の担当者に呼び出されて数時間も部屋の中に閉じ込められて
説教をされたというような話が伝えられていますが、
実は人事の人間としてはその気持は分からないでもないというのが正直なところです。

新卒の場合など、人ひとりを雇うためには数百万円ものコストがかかるともいわれており、
しかも少人数を選定するために悩みに悩み抜いて決断をしていることもあるので、
それを突然ひっくり返されるとなると、呼び出しをしたくもなってしまいます。(しませんが)。

しかし、内定辞退をされてしまうということは、
応募や面接など採用までの過程で何らかの不信感を応募者に与えてしまったということでもあります。
もちろん給与面や待遇面など、数値的な面で内定を辞退されてしまうということも十分に考えられますが、
そのことを抜きにしても企業的な魅力があれば簡単に内定辞退ということにはならないはずです。
すべて自社のせいとまでは思いませんが、
それでも内定辞退をされたことは人事・管理部門に何らかのミスがあったということは受け止めなくてはいけない現実です。

そのため、面接や内定の連絡においては相手の人柄をきちんとチェックするとともに、
相手側に自分たちが与える印象を意識する必要があります。
ありがちな例でいくと、面接の会場にいかにも適当な倉庫のような場所を使用したり、
対応する担当者の態度が社会人的にマナー違反であるような場合です。

内定辞退の原因と心構え

実際にあった話ですが、面接をするとき応募者に時間厳守を告げておきながら面接担当者が仕事を理由に平気で遅れてきたり、
また話をしているときも足を大きく開いてふんぞりかえるような態度をしていたような担当者にいたそうです。

今は買い手市場の応募者の立場の方が弱い就職状況ではありますが、
それに甘えてあたかも自分たちの方が偉いかのような態度をあからさまに見せていては、
よい人材ほどそこを見抜いて内定辞退をしてしまうことでしょう。
このような時期であるからこそ、
我が身を正してよりよい人に就職をしてもらえるための環境を謙虚に整えていくようにするという心構えが必要となります。
気をつけていきたいところです。