管理部門に必要な人間観察力

人間観察力を持つ

管理部門の社内における役割とは、企業内で与えられる業務内容をできるかぎりミスなく正確に行えるようにしていくことです。
経理や人事における労務管理などでは、ちょっとした数字のミスがのちにどんな大きなトラブルに発展していってしまうかわかりません。
優れた管理部門の課長クラスの管理職になると、そんな小さなミスも見逃すことのないように、二重三重にチェック体制を作り、間違いなく企業内での資金が運用されていくように工夫をしているものです。
ですがそんなお堅いイメージのある管理部門でも、時に柔軟な視点で物事を観察するようにしておくことが大切な場面もあります。
人間観察力を持って社内や取引先の様子を見て見ることで、起こる可能性のある危険を事前に察知し、適切な対応を経営者などに訴えることができるようになるのです。

お金の不整脈

管理部門はお金の流れを扱う仕事ですので、社内において流れてくるお金の種類や量をある程度把握することができます。
ある程度、といったのはあまり自分の業務以外のことに好奇心を持たずに仕事をしてしまっている人の場合、見ているのは目の前の領収書や銀行からの明細書に記載されている数字だけで、それが全体としてどんな意味を持っているかを知らずに扱ってしまっていることもよくあるからです。
ですが、そのように漫然と目の前の数字の増減だけに気を配ってしまっていると、肝心のお金の流れが適切なものであるかということを見逃してしまうことがあります。
よく、企業内においてお金の流れは人の体における血液の流れとよく似ているという話が聞かれますが、そのお金の流れにおかしな部分ができてしまうと、人の体でいうところの「不整脈」的な動きが見られるようになるのです。

企業内におけるお金の不整脈のやっかいなところは、その原因を作っている本人に自覚がないことが多いという点です。
ありがちなのが、新人の営業社員などが自分の営業成績が悪いことをごまかすために、かかった経費をごまかしたり別の項目としてあげてしまっているような場合です。
ベテランの営業社員であっても、「このくらいなら大丈夫だろう」という甘い考えで本来経理にあげるべきお金を別の用途として使ったりしてしまうこともあります。
もし経理などお金を扱う仕事をしていて、なんとなくおかしいと思うようなことがあったら、社内の人をよく見て観察をしてみるようにしましょう。
意外におかしなことが起きているときは、挙動に変化が出るなど兆候があるものです。