ビジネス実務法務検定試験

ビジネス実務法務検定試験の資格とは?

ビジネス実務法務検定試験は企業が営業活動を行う上で不可欠なコンプライアンスについて学び、法令を遵守しながら業務をすすめる能力を身に付けるために必要な法律について学ぶ検定試験です。

すべての企業は信用を何よりも大切にしています。
もし不祥事を起こしたり、賠償問題を起こしたりすると、社会的な信用をなくして顧客を失い、事業が立ち行かなくなってしまう危険があるからですね。
このような事態にならないように、従業員全員がコンプライアンスを重視した行動や、コンプライアンスに正しく対応する能力が求められます。
自分のうっかりミスで企業に迷惑をかけたり、損害賠償などの問題に発展させないためにも、この検定試験は非常に役に立つ、即実践に効果的な検定試験です。

経営者側もコンプライアンスを非常に重視していますから、転職時の採用面でも有利に働きますし、どの部署で働くにしてもこの資格はスキルアップにつながります。
実際に2016年度の受験者の職種を見てみると、営業・販売部門が最も多く44.0%、次いで総務・人事部門の19.7%、財務・会計部門の11.9%、法務部門の10.1%、製造部門の6.6%、経営部門の5.8%、流通部門の1.9%の順となっています。
また、ビジネス実務法務検定試験ではビジネス関連の法律について学びますから、中小企業診断士や行政書士、司法書士、宅建士など、他の資格を取得する際の勉強にもなります。

ビジネス実務法務検定試験の内容と難易度

試験は1級、2級、3級にわかれており、受験資格は特にありません。
1級は法務部門で働いている人が対象で、法律実務に関する知識を幅広く持っており、法律知識に基づいて高度な対応ができるハイレベルです。
2級は主に社会人を対象としており、企業での実務経験があり、弁護士など専門家へ相談するなど、基本的な法律実務知識をもっているアッパーレベルです。
3級は社会人と学生を対象としており、企業で働く上で最低限知っておかなければならない、基礎的な法律実務基礎知識があるレベルです。

スキルアップやキャリアアップを目指すなら、最低でも2級は欲しいところですね。
試験は2級から受験することもできますし、2級と3級を同時に受験することも可能です。
ただし1級の試験は、2級に合格しなければ受けられません。

受験料は1級が1万800円、2級が6,480円、3級が4,320円です(いずれも税込み)。

出題範囲は1級、2級、3級すべてが法律や実務に関連する法令です。
1級は論述問題、2級と3級はマークシート方式となっています。
合格基準は共通問題2問と選択問題2問の200点満点のうち、各問題ごとに得点50%以上でかつトータルの得点が140点以上であること。
そして1級合格者には、ビジネス法務エグゼクティブの称号が授与されます。
2級と3級の合格基準は100点満点のうち70点以上です。

2016年度の合格率は1級が11.5%、2級が32.0%、3級が67.9%。
1級と2級は難易度が高いことがわかります。