中小企業診断士

中小企業診断士の資格とは?

中小企業診断士は、経営コンサルタントとして十分な知識を身につけていることを証明する国家資格です。

企業は収益をあげるために、自社が持つ資源を最大限に有効活用すると同時に、現在足りていない資源やノウハウについても客観的に把握する必要があります。
企業の経営資源には人材、商品、資金、情報などがありますが、これら幅広い知識を身につけることで、経営に関する総合的な知識が得られる資格です。

現在、社会構造が大きく変化し、企業経営を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような先の見えない時代において企業が生き残っていくために、現在の状況を大局的に捕らえ、正しい判断が行えるハイレベルなスキルが求められています。

中小企業診断士は、このような能力があると認められた人です。
このためスキルアップはもちろんのこと、転職でのキャリアアップにもこの資格は有利ですし、有資格者のなかには独立開業して活躍している人もいます。

中小企業診断士になる方法は?

中小企業診断士になるためには、国家試験の1次試験に合格し、さらに2次試験に合格した上で、15日以上の実務補習を受けるか、実際の業務に付き、経済産業大臣に中小企業診断士の登録を行う必要があります。
また、2次試験を受験する代わりに
登録養成機関などが行っている養成課程を修了して資格を取得することも可能です。

国家試験の受験資格は特にありませんが、公認会計士や公認税理士などの資格取得者など、決められた条件をクリアしていると一次試験の受験科目の一部が免除されます。

試験内容と合格率

1次試験は(1)経済学・経済政策、(2)財務・会計、(3)企業経営理論、(4)運営管理(オペレーション・マネジメント)、(5)経営法務、(6)経営情報システム、(7)中小企業経営・中小企業政策の7科目がありますが、1度の試験で全科目合格しなくても、3年以内にクリアすれば合格と認められます。

第1次試験の合格基準は、各科目100点満点中60点以上ですが、1科目でも40点未満の科目があれば不合格となります。

2次試験は筆記試験と口述試験があり、筆記試験、口述試験ともに60%以上であること。
また、筆記試験は1次試験と同様に1科目でも40点未満があると不合格とみなされます。

直近5年の合格率をみてみましょう。
2012年は1次試験の合格率が23.5%、2次試験の合格率が25%。
2013年は1次試験の合格率が21.7%、2次試験の合格率が18.5%。
2014年は1次試験の合格率が23.2%、2次試験の合格率が24.3%。
2015年は1次試験の合格率が26.0%、2次試験の合格率が19.1%。
2016年は1次試験の合格率が17.7%、2次試験の合格率が19.2%。

1次試験、2次試験ともに非常に難易度の高い試験であることがわかりますね。