FASS検定

FASS検定とはどんな資格?

経理・財務スキル検定(FASS 検定)は、経済産業省から委託を受けた日本CFO協会が行っているもので、経理・財務業務に必要なスキルを客観的に評価するための信頼性の高い検定試験として知られています。

(参考記事)
FASS 経済産業省 経理・財務人材育成事業 公式サイト|日本CFO協会

経済産業省は経理・財務業務の円滑化を促進するために2003年に「経理・財務業務マップ」を公表し、翌年の2004年には経理・財務サービス・スキルスタンダードの開発を実施するなど、経理・財務部門の人材を育成する事業を進めてきました。

2004年以降はこの事業を日本CFO協会が受託し、経理・財務サービス・スキルスタンダードを普及させるためのさまざまな業務を行っています。
FASS検定もこの事業の一環として2005年11月から行われいるものです。

FASS検定が誕生するまでは経理・財務で信頼の高い資格は、日本商工会議所が行っている簿記検定試験が有名でした。
しかし現在では簿記検定試験に加えて、FASS検定も取得していることが、経理・財務部門でのスキルアップには欠かせない要素となっています。

FASS検定の内容

FASS検定は合格・不合格といった二者択一の試験ではなく、5段階でスキルを評価するのが特徴です。
試験分野は(1)資産分野、(2)決算分野、(3)税務分野、(4)資金分野に分かれており、合計で100問あり、試験時間は90分です。
評価は得点が440点以下がレベルE、441点~560点がレベルD、561点~640点がレベルC、641点~688点がレベルB、689点以上がレベルAとなります。

レベルEは、まだまだ理解できていないところが多い状態で、これから更なる努力が必要とされる段階です。
レベルDは、最低限の知識はある段階です。
レベルCは、経理・財務業務に必要な標準的なスキルが身についている段階で、簿記検定3級と同等のレベルといえます。
レベルBは、経理・財務業務のほとんどを理解しており、さまざまな業務に適切な対応が可能な段階です。
レベルAは 経理・財務業務の全般に精通しているハイレベルな段階です。
最初はレベルDやEであっても、勉強したり実務経験を積んだりして努力を続けていれば、レベルB、レベルAにレベルアップすることが可能です。
レベルAのハイスコアなら昇進や昇給にもつながりますし、転職で年収が格段にアップする可能性かも高くなりますね。

また、これらの本体試験に加えて、オプション科目として英語版FASS科目30問(30分)を受けることも可能です。オプション科目は3段階評価となります。

試験は年に2回行われ、2017年現在の受験料は1万円、日本CFO協会法人の会員の場合は8,000円です。
受験資格は特にありません。
経理・財務部門で働いている人や、これからこの部門で働きたいという人なら誰でも受験できます。