社会保険労務士

社会保険労務士の資格とは?

社会保険労務士とは、企業の経営資源のなかでも特に重要な人材を扱う専門家で、社会保険労務士法で定められた国家資格をもつ人です。
人事や労務、社会保険の専門家で、労働社会保険諸法令に則った各種書類や帳簿などを作成したり、労務面での問題の解決に尽力したりします。
経営の効率化を図るために人事や労務面での問題点に関する助言を行うだけでなく、医療保険や年金制度といった少子高齢化社会で大きな課題となっている制度に対するアドバイスなど、幅広いコンサルティング業務を行います。

そのなかでも労働社会保険に関する法律に基づく申請書などの作成や事務作業の代行、申請書提出の代行、労働社会保険に関する法律に基づく帳簿書類などの作成は社会保険労務士の独占業務となっています。
また、特定社会保険労務士になると労働関係の紛争を解決するための手続き代理業務が行えます。
これは特定社会保険労務士の独占業務です。
このように人材に関する専門知識を生かして活躍するのが社会保険労務士です。

人事や総務で働くビジネスパーソンにとって、スキルアップやキャリアアップにつながる国家資格です。
企業で活躍する人だけでなく、独立開業をして中小企業などのコンサルティング業務を行っている人も少なくありません。

社会保険労務士になる方法は?

社会保険労務士になるためには国家試験に合格する必要があります。
国家試験の受験資格は学歴、実務経験の2つが必要で、学歴は次のいずれかを満たしている人です。
大学、短期大学または5年制の高等専門学校を卒業するか、大学で学土の学位を取得するために必要な一般教養科目を修了した人。
または、厚生労働大臣が認めた専門学校などを卒業するか、定められた課程を修了した人。
その上で3年以上の実務経験が必要になります。

(参考記事)
社会保険労務士試験オフィシャルサイト

詳しい受験資格は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトで確認できます。

社会労務士試験の内容と合格率

国家試験はマークシート方式で、選択式と択一式に分かれており、次の7科目が行われます。
(1)労働基準法及び労働安全衛生法、(2)労働者災害補償保険法、(3)雇用保険法、(4)労務管理その他の労働に関する一般常識、(5)社会保険に関する一般常識、(6)厚生年金保険法、(7)国民年金法。
それぞれの科目が択一式が10問×1点(70点)、選択式はこれらのうち8課目を選択し、1問×5点で(40点)の配点となります。

合格基準は毎回、発表されるので確定した基準はありませんが、例年択一課目では各科目で4点以上とらないと、総合得点で優秀でも不合格となるのが一般的です。

2015年の合格率は2.6%、2016の合格率は4.4%。
非常に難易度の高い試験であることがわかります。