パンデミック対策

企業においても求められるパンデミック対策

「パンデミック」とは、新型インフルエンザなど強力な感染力のあるウイルスや細菌が一部の従業員の体に入り込むことにより、集団生活を送るオフィス内で大量の感染者が出てしまうという事態のことです。

パンデミックは学校や保育所、高齢者施設などで危険性が以前より指摘されて来ましたが、企業内においても近年重大なリスクになり得ることとして広く対策が求められるようになりました。

企業内でパンデミックが起こってしまうと、同時期にスタッフの大半が倒れて業務が事実上停止したような状況になってしまうため、早めに対策をしておかないと大変な損失を生むことになってしまいます。

新型のウイルスは年々感染力が強く、また症状が重くなる傾向にあるため初期の段階で対策を怠ると潜伏期間が開けたと同時に大量発症というようなことも起こりえます。

企業の総務部などではその時期に流行している危険な感染症はないかの情報を集め、早めに対策できるように各部署に周知させていくことが大切です。

中小企業こそ必要な対策です

パンデミック対策が特に重要になるのは大企業よりもむしろ中小企業です。

中小企業の場合、大企業のように人員に余裕があるわけではなく、また部署も流動的になっていることがよくあります。

そのため現在受注しているプロジェクトや製造の責任者が一人倒れてしまっただけでも業務に支障ができ、先に予定していたスケジュール通りに納品をすることができないという事態が起こります。

仮にそうした病気による納期遅れが出たとしても、大企業の担当者が季節性の感染症を考慮してくれるということはまずなく、納期遅れがそのままその企業の責任として扱われてしまったりします。

それが孫請けや4次受けといった立場になるとなおさらで、ちょっとした感染対策をしてこなかったばかりに次回からの受注を大きく損ねてしまう可能性もあります。

事業所として行うパンデミック対策

事業所ができるパンデミック対策としては、まずその時期に流行っている病気についての情報をしっかりと社内で共有をし、家族などで感染が疑われるスタッフがいた場合にはすみやかに感染対策をしていくようにします。

できるかぎり疑いのある人との接触を避けたり、うがいや手洗いの励行、マスクの着用義務付けなどをしていきます。

場合によっては感染が疑われる人を物理的に隔離して業務ができるようにネットワーク整備を行うなどの対策もとっていきます。

他にも事前に予防注射を会社として受けるなど、病状に応じた対策をとるのがよいでしょう。