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  3. 管理部門の売上に対する比率

管理部門の売上に対する比率

管理部門としてスペシャリストを目指すなら、その企業内において管理部門にどのくらいの経費がかかっているかを知っておくのも大切です。
管理部門に分類される仕事としては、総務・経理・人事・法務・労務などがありますが、いずれも企業内において直接的にモノを製造したり、営業によって販売したりする役割は担当しません。
管理部門はどんな企業においてもなくてはならない役割ではありますが、存在そのものにおいては利益を発生させることはないのです。
そのため、管理部門は別名で「間接部門」という表現がされることがあります。
しばしば中小企業など古い体質の企業では、営業や企画開発などの部門の人が管理部門の人を一段低く見るような風潮がありますが、これは「オレたちが食わせてやっている」というおかしな自負心があるためではないかと思われます。

しかしながら、そのように間接的に企業に貢献するという管理部門は、業績が悪化してきたときには比較的優先的にリストラや経費削減の対象になってしまったりします。
そこでこれから提案したいのが、現在在籍する企業やこれから転職したいと考える企業において、その会社の管理部門に現在どのくらいの経費がかかっており、本来的にはどのくらいの人数や経費が適切であるかというバランスを計算してみるということです。
その結果を公表するもしないも状況によりますが、すくなくともそのように数字としてバランス比率を考えることで、社内的な地位や今後の転職を含めたキャリアアップにつなげることができます。

企業内において、管理部門にかかる費用の計算は、「売上高対販売費・管理費比率」として計算ができます。
損益計算書をみて販売費と一般管理費を売上高で割ることでその比率が算出されます。
売上高とは、会計期間中に実際に売上によって得た収益の総額です。
販売費・管理費として計上する勘定科目には、役員報酬や給与手当、雑給・退職金など人件費や、福利厚生費や教育費、外注費・荷造運賃・広告宣伝費・交際費・通信費・消耗品購入費・修繕費・車両費など社内で支払いが生じた間接的な経費のほか、租税公課や減価償却費までを含みます。
適正な売上高販売費・管理費比率は何%くらいかということになりますが、これは社会情勢や業態などによって若干異なります。
ここ数年内の平均値では、サービス業では約27%程度、最も高い飲食宿泊業で約63%、最も低い卸売業で約16%程度と言われています。